本来は中世城館跡めぐりがテーマのはずでありました。もっとも最近は加齢と共に持病が蔓延し本業が停滞傾向に...このためもっぱらドジなHP編集、道端の植物、食べ物、娘が養育を放棄した2匹のネコ(※2019年11月末に天国へ)などの話題に終始しております (2009/05/21 説明文更新)
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◎在日米軍により終戦後間もない時期に撮影された航空写真について(メモ)

この国土地理院の画像情報利用して中世城館跡の形跡を辿る際の留意点について纏めてみた

(1)戦前からの既成市街地に関しては、概して地表部の特徴が判別し辛いことから不向きである
(2)一般に山城の検出は困難な場合もあるが、戦時中の資源枯渇に伴う乱伐により、結果的に鮮明に撮影されている場合も少なくない
※ただし、戦中戦後における食糧難の時代や近代以降の桑畑の開墾など判別困難な事例がある
(3)撮影高度は約2000m(主に市街地とその周辺部)から約8000m(主に人口密度の低い山間部)と幅があり、高高度の場合には精度低下の欠点を画像編集ソフトなどにより拡大処理などを行えばある程度解消できる場合もある
(4)「堀跡」に関しては、当時の現況が畑よりも水田である方が克明に撮影されている
(5)「方位軸」が最大90度くらいずれている事例も散見される(とくに利根川上流域など)
(6)該当すると思われる航空写真を選び、さらに当該所在地を特定するには次の諸点に留意するとほぼ特定できるものと思われる
A.河川(むろん河川改修工事の可能性に留意)
B.道路形状(道路建設改修が為されたとしても、以前の道路形状を把握できる場合もある)
C.古くからの字単位の集落の配置とその集落の形状
D.丘陵(土取り、ゴルフ場開発などによる区画形質変更に留意)

凸有名な群馬県の白井城では各郭と堀跡などの配置が鮮明に撮影されていた
 

かつてはその南東部に所在していた仁居田城の遺構の一部と思われる地形が認められる

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