本来は中世城館跡めぐりがテーマのはずでありました。もっとも最近は加齢と共に持病が蔓延し本業が停滞傾向に...このためもっぱらドジなHP編集、道端の植物、食べ物、娘が養育を放棄した2匹のネコ(※2019年11月末に天国へ)などの話題に終始しております (2009/05/21 説明文更新)
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朝少しだけ早く目覚めたため、何気なく「小川町の歴史」(下巻)を眺めることに。
そこで興味深い事実が二点ほど解明。

ひとつは、腰越城の石灰岩の採掘当時の写真が掲載されていたこと。
大正末か昭和初期の頃のものと思われ、消失した腰越城の南西側の様子と画像の右端には西の郭部分が実に克明に写し出されておりました。

また、八高線の小川町-寄居間の開通とほぼ同時期の大正年間に石灰岩運搬を目的とした貨物線である根古屋線が開業し、根古屋駅-槻川駅-大河駅(大河小学校、大塚八幡神社、大梅寺の北側を迂回)-小川町駅の間を小型SLの貨物列車が運行。

腰越城の採掘現場は間もなく資源の枯渇により廃止され、その後東秩父方面からはリフトを経由して石灰岩・蛇紋岩・木材の運搬などに供されたものの、地元出身の家内の話によれば、昭和30年台末か40年代初め頃に廃線となった由。
走行するSLが小学校の教室からも見えたようで、家内によれば子どもたちがよく手を振っていたとの証言も。
これで奇妙なカーブを描く道路の真相が漸くにして解明。
たまには少しくらい役立ってもらわねば..

もうひとつは大塚八幡神社の寄贈された石柱に刻まれた謎の「緑町」の地名で、名称からして如何にも新しそうなネーミング。
「みどりヶ丘」ならば近年に新しく宅地開発された地名であり、地理的にも明らかに無関係なので大分以前から気になっていたもの。
これもよくよく調べてみれば、昭和6年当時に命名された大字大塚の下に属する行政区名なのでありました。

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根古屋線とはなんとも魅力あふれた名称ですね。
埼玉県内は割りと廃止された鉄道路線が多く、神川町を走っていた上武鉄道日丹線(丹荘駅から御嶽山吉城近くまであった)や、東武鉄道妻沼線(熊谷駅から旧妻沼町中心街まで)、あと和平様のお近くになると西武安比奈線(南大塚駅から八瀬大橋付近まで)など手軽な廃線がゴロゴロ。

かくいう私は東武越生線西大家駅から日高市の太平洋セメント工場までを結んでいた貨物線を歩いて見た事がございます。
中世城館に比べて真新しさを感じるので「廃」な世界をより分かりやすく堪能できるジャンルですね。
儀一 URL 2007/07/25(Wed)20:33:34 編集
Re:根古屋線とはなんとも魅力あふれた名称ですね。
これはこれは儀一どの、ようこそおいでくださいました。

>埼玉県内は割りと廃止された鉄道路線が多く、神川町を走っていた上武鉄道日丹線(丹荘駅から御嶽山吉城近くまであった)や、東武鉄道妻沼線(熊谷駅から旧妻沼町中心街まで)、あと和平様のお近くになると西武安比奈線(南大塚駅から八瀬大橋付近まで)など手軽な廃線がゴロゴロ。

安比奈線については40年ほど前かと記憶しておりますが、当時は既に廃線となっていたらしくレールも錆びて軌道上には雑草が目立つ状態でしたが、反射的に安比奈線の踏切の手前では必ず一時停止しておりました。

>かくいう私は東武越生線西大家駅から日高市の太平洋セメント工場までを結んでいた貨物線を歩いて見た事がございます。

東松山の高坂駅から高坂カントリー倶楽部の北側を通過し葛袋の秩父鉱業所まで続いていたと思われる貨物線の軌道は自体は25年ほど前までは確実に存在していた記憶があります。
現在でも軌道跡が高坂台地の北側に沿って一部がそのまま残されております。

>中世城館に比べて真新しさを感じるので「廃」な世界をより分かりやすく堪能できるジャンルですね。

「廃線サイト」というのも興味深いところですが、こうした「廃墟」の世界は別の意味で奥深そうで、おいそれと手出しができませぬ(汗)
【2007/07/26 21:24】
無題
こんばんわ、ごぶさたしております。
すてきなお話で! 早起きはするものですね、腰越の写真は 機会があれば是非見てみたいものです。
 大塚八幡、おもしろそうな地型をしていますね!
地図を見るだけですが面白そうに感じます。
藪に鈴 2007/07/25(Wed)23:48:34 編集
Re:無題
>こんばんわ、ごぶさたしております。

こちらにもコメントいただきありがとうございます。
夏場の暑さに極度に弱い体質のため最近は半ば夏眠状態に陥っております(汗)

>すてきなお話で! 早起きはするものですね、腰越の写真は 機会があれば是非見てみたいものです。

南側からの破壊進行中の状況が一目瞭然の貴重な画像でした。

> 大塚八幡、おもしろそうな地型をしていますね!
>地図を見るだけですが面白そうに感じます。
 
上田氏との関わりを持つと推定されている「中城」、隠棲した鎌倉幕府最後の将軍である守邦親王の伝承、これを庇護したとされる義経の家臣の系譜をひくとされる猿尾氏の伝承..有名な方墳である穴八幡の存在に始まり「八幡台」そのものの地形を含めて想像の領域が果てしなく広かって参ります。

このような事情もあり、この冬にはこの一帯の丘陵地帯を虱潰しに彷徨する計画もございます。
【2007/07/26 10:38】
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