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凸立城(印旛村) 10時35分から11時30分
城館としての伝承が残り、たまたま当地にお住まいの方より当該伝承等を伺うことに。
竹林に覆われていた延長40mほどの土塁も、その伐採により明確な姿に。
小口、堀跡、切岸、その他の低土塁も残存。
ただし西から北側にかけて台地辺縁部に存在する溝は純度100%表示の畑の根切溝(笑)
出典は「印旛村史」より。
県教委の悉皆調査からは先の鎌刈館を含めると計3か所の中世城館(類似遺構)が除外されていたという次第。
凸ジョウビヨ(印旛村) 11時35分から13時00分
こちらも出典は「印旛村史」より。
郭内の地面が郭外の地表と比べて3mから4m低いという不可思議な遺構。
もののついでに、「印旛村史」では土塁の位置について、北と東に残存すると記述。
その記述を元に探索したところでは、まず北と西にかなり湾曲して残存。
さらに複郭の跡のような地形も確認。
城館跡と断定できる確実な決め手には欠ける状況。
したがってデジカメ画像よりも俯瞰図で。
それにしてもどのような字を宛てるべきか全く見当がつかず。
凸瀬戸浅間神社(印旛村) 14時00分から14時30分
浅間神社の裏山が気になる地形。
伝承、地名を含めて城館に関係する歴史的な要素は皆無。
あくまでも地形。
ただひたすらに印旛沼方向に張り出した地形というだけの拘り(苦笑)
一応2か所の平場を確認。
部分的には腰郭状地形に見えなくもないような。
全体としてはどう見ても丘陵尾根筋の緩斜面かと(爆)
凸師戸金比羅神社(印旛村) 14時40分から14時50分
印旛村内で当たりを付けた個所は10か所以上。
これもその一つ。
船着場には相応しい金比羅神社。
比高差が僅かとはいえ切立つ崖線。
しかし廃棄物の不法投棄防止に伴う立ち入り禁止の表示が。
凸洲崎砦(佐倉市) 15時10分から15時25分
奈良県立文化財センターのデータベースと関連出版物が示す所在地には僅かな乖離がある模様。
前者では道路東側の現況家庭菜園の台地を明示。
たしかにそれらしい平場と切岸地形は存在。
しかし、どうも狭隘に過ぎる感が無きにしも非ず。
後者では反対側の西側台地。
その間は距離にして約50メートルほどの違いが。
事後整理の諸状況から勘案する限り、どうやら後者の方が正解の様子かとも。
ただし当日の残り時間の関係で、前者の場所しか確認していない管理人なのであります(汗)
然もこの日は最大瞬間風速が15mほどの突風。
いつもの資料バインダーが、まるごとごと吹き飛ぶというトラブルが。
もはや軽い足取りでは追うことができない我が身故。
畑の中をひらひらと舞いながら飛び去っていく資料群を眺めつつしばし呆然。
加えて運悪く徒歩移動のために、4か所分もの資料が在中。
幸いにも当該地形は小規模ながらも谷津状地形。
無論風の収まるのを待ちながら、速やか?に全て回収に成功。
凸臼井田宿内砦(佐倉市) 15時30分から16時30分
臼井城支城の中で最は最も遺構保存状態が良好とされる砦。
「砦」との名称が付されているものの、城郭と呼ぶに相応しい縄張り。
見所は2か所の郭を区画する大規模な土塁と櫓台。
腰郭も多数が残存。
周辺は完全に宅地化。
関係者の方々の保存に向けての長年の努力に深謝。
遺構に関する事項をその感動とともに詳細に記述すべきところ。
然しこのところすっかり嵌ってしまった下手くそな俯瞰図で代用。
凸稲荷台砦(佐倉市) 16時35分から16時40分
宿内砦に半ば隣接しているような位置関係。
洲崎、田久里などをふくめ、全て臼井城外郭部の拠点なので当然といえば当然。
元来の地形が地山ごと改変されている印象。
このため具体的な所在地がいまひとつ確定できないのでありました。
やむを得ずやや北東側に所在する稲荷台公園の風景などを撮影。
凸田久里砦(佐倉市) 16時50分から17時00分
南臼井台の住宅地の一角。
一帯が臼井城跡地形が南西方向に傾斜しているので住宅地の日当たりは良好。
無論遺構は消滅。
ん、そういえばウェブ地図の「いつもガイド」では「白井台」と誤記。
ついでに思い出したので、奈良文化財研究所の文化財データベースでは本埜村と印旛村の標記がかなりの部分で混乱中。
閑話休題。
嬉しいことに公園の一角には小さな祠とともに城跡の説明が記された説明版が設置。
予想外のこうした配慮に遭遇すると、心なしか世の中が和んで見えてくるのであります。
凸忍台城(佐倉市) 17時40分から17時45分
一夜城公園が近いので訪れたようなもの。
地表の遺構は皆無。
公園名に「城」の文字も無く、石碑も無く、説明版も無く。
15世紀後半頃の陣城と推定されているという。
凸謙信一夜城(佐倉市) 17時45分から17時50分
上杉謙信が永禄年間に越山して関東を制圧。
その際の陣城と伝わる個所。
1973年の発掘調査により方形の空堀と土塁、小口、櫓台の存在が確認されたという。
宅地化により遺構は消滅し、現在はその東側付近に「一夜城公園」が整備。
城跡の由来が刻まれた立派な石碑が建立されているという情報は未収集。
日没後の夕闇迫る人気の無い公園で、ひとりニヤニヤとほくそ笑む不審者を演じておりました。
平日とはいえ自宅を出たのはすでに午前7時20分過ぎ。
このところ城館探訪の前日は早めに就寝しようと心に決めているのではありますが、思いつく限りあれもこれもといろいろと調べ物を。
そうしているうちに大抵は翌日となっていることが多いのであります。
このため予定起床時刻までは睡眠時間が3時間乃至4時間という計算に。
このためなかなか早起きが難しく、当然の結果として交通渋滞などにより現地への到着が遅延。
かくして1日あたりの探訪件数は通常5か所前後に。
然しこうしたことを繰り返していると、数合わせの悪知恵も。
夕刻からの分刻みによる4か所の駆け足のごとき城館探訪はまさにそのもの。
多少の事前調査をしたとはいえ、所在地明確、遺構確認不要、長時間滞在無用の三拍子が具備しております(苦笑)
しかし、天候に恵まれず午後2時過ぎまで大平町の図書館にて待機。
勿論二人ともに、その間はひたすら資料漁りの職務に専念。
凸富田城(栃木県大平町) 9時20分から9時40分
大平町の図書館に向かう途上の探訪。
とはいうものの、そぼ降る小雨はなかなか止みそうな気配もなく。
ささっと小学校北側の土塁遺構を拝見したのみの探訪に。
このあと、町立図書館にて大平町内の関係資料も確保。
後日、改めて再訪...できるかどうかは何ともいえないような(苦笑)
凸要害山城(栃木県佐野市) 15時30分-16時山頂-遺構踏査ののち17時25分下山
単郭とはいうものの、主郭周辺には野面の石積み遺構。
このほかに南北の稜線を中心に堀切3条、腰郭3群を伴う。
コンパクトではあるものの本格的構造を有する山城。
特に東側は登攀困難な急斜面。
山頂の主郭からは彦間(飛駒)の集落が一望。
監視のための物見と同時に在地領主の詰城として相応しい規模と立地条件が具備されているようにも。
麓からの比高差約170m。
登攀所要時間はのんびりあるいても約30分。
わずかこの程度の比高差で息切れしてしまうという厳しい現実。
過去には実質比高差1千m以上の山に、少なくとも100回以上登攀していたとは自分でも全く信じられない体たらく。
30年以上の歳月というものは、あくまでも冷酷に体力の著しい低下現象を招来するものなのであります。
凸要害山の館(栃木県佐野市) 17時30分から17時45分
要害山城の根古屋といわれる館跡。
東西方向に細長くのびた要害山南麓の低丘陵に占地。
遺構としては堀切(空堀)1条とL字型の土塁が予想以上に良好な状態で残存。
さてあともう1ヶ所くらいは何とか...と逸る気持ちとは裏腹に、太陽はすでに山入端にその姿を隠して久しく。
暮れなずむ彦間川沿いの県道を南下し帰途へとついたのでありました。
最近「俯瞰図」に凝り始めた管理人。
資料漁り飽きたので、30分ほどを費やして「松虫陣屋」(ただし部分、かなりの手抜き)を完成?
デッサン風とイラスト風の2通りで描き分けるという、些か姑息な手法も思いつき。
下手の横好きとはよく言ったもので、早くも通算で15ヶ所、20枚ほどに。
ただし、山城と大規模城郭は全く未知の領域。
とりわけ元になるある程度の縄張り図などが無いと、どうにも手をつけることができないレベルなのであります。
今回は佐野市の要害山(小野城とも)とその根古屋館。
丘城である館の方は全く問題なし。
しかし、単郭とはいえ比高差160mの山城の俯瞰図を作成するというのはかなり無謀な予感が...
というような次第で、城館な探訪よりも如何にして「俯瞰図」を作成するかに比重が移りつつあるのでありました(苦笑)
最近幾分貧血症状が再発。
儀一殿との集合時間に30分も遅刻したルーズな管理人なのでありました。
全体像をデジカメ撮影できるはずもないので、「中世城郭事典」等の縄張り図の丸写しであります。
それでも平面図を俯瞰図に置き換えるには、ある程度の加工処理が不可欠であります。
頭の中でイメージを構成することとあわせて、これがなかなかに面倒な作業工程なのであります。
現在筆記用具は7ミリと9ミリのシャープペンシルを使用。
5ミリ以下のものは、筆圧に合わず使えないのであります。
芯の硬度はHB、B、2Bを使用。
メーカーは三菱、パイロット、ぺんてる、プラチナ、ダイソーの各社。
このため使用するするシャープペンシルは本日現在何と9本に増加。
このような次第で、本日も更新が滞っているのであります(爆)