ここしばらくの間は大阪府北西部能勢郡方面の下調べに専念していた。
しかし如何せん片道500キロメートル越えの遠方でもあり、加えて安価な宿泊施設も見当たらず。
目的地までは新幹線、現地でのレンタカーもしくはレンタサイクルを検討してみたが、いまひとつ機動性を欠くプラン。
自家用車で直接行くには片道での所要時間は休憩込みで推定約7時間近く。
こうなったら、たとえば遠州、近江あたりで宿泊を重ねての延べ1週間行程もありなのかも知れず・・などと思案しているうちに次第に疲れてきた。
いずれにせよ本格稼働のシーズンには幾分時期尚早。
ということになるとある程度現地の様子が分かり、比較的資料が揃っている本宮方面あたりで、足の具合を含めた体調などの様子を見てみるのが無難なのかもしれない。
通常、夏季に開花するはずの「スベリヒユ」が閉鎖花のままに終わった。
黄色い花径1センチメートル未満の可愛い花は一度も咲かず仕舞いに。
従って種子の生産手段は閉鎖花内での「自家受粉」のみであった。
この件はネットで調べてみた限りでは、それほど珍しくはない現象らしい。
しかし「エノキグサ」に至っては雄花は開花したものの、雌花はそのものが咲かず仕舞い。
これでは自家受粉さえも不可能な事態に相違ない。
生育環境に何らかの変動が生じているのだろうかと考えたくもなる。
いまのところ把握している自宅内の野草の「変異」はこの程度なのだが。
とりあえずのところ、これが「異変」でないことを願うのみ。
昨日野菜類を補充すべく、3日ぶりに近所のスーパーへと買い物に出かけてみた。
道端で青々としていたエノコログサも色づき始め、あれほど元気旺盛だったキバナコスモスの群落もそろそろ盛りを過ぎてきたようにさえ感じる。
茂みに隠れているキツネノマゴは相変わらずマクロ撮影+一脚でないと難しいかわいらしい花を咲かせている。
月極駐車場入り口脇の凶悪な形相のアメリカオニアザミさえも結実しはじめ、その草姿も幾分柔和になったように思える。
自宅の花壇にわざと残しておいたエノキグサ。
控えめな雄花もようやく少しは目立つようになってきた。
しかし雌花の方は未だに開花する気配がない。
同じように残しておいたスベリヒユはとうとう一輪も開花せずに自家受粉を繰り返し、その種子を散布し続けている。
L字溝と舗装路面のわずかなスキマに生息している草丈10センチメートルほどのニチニチソウがこの夏三度目となる花をつけていた。
一方道路の向かい側の空き地では、ヨウシュヤマゴボウも地味で小さな花をつけ、ダンドボロギクもすくっとその頭をもたげていた。
週末に暑さがぶり返すらしいが、確実に季節は移ろい始めている。