本来は中世城館跡めぐりがテーマのはずでありました。もっとも最近は加齢と共に持病が蔓延し本業が停滞傾向に...このためもっぱらドジなHP編集、道端の植物、食べ物、娘が養育を放棄した2匹のネコ(※2019年11月末に天国へ)などの話題に終始しております (2009/05/21 説明文更新)
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「余り遺構の無い城館跡めぐり」と「ネコいじり」並びに「観葉植物の栽培」など数だけは
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天文15年の川越城をめぐる戦いについて文献を色々と調査。
「関東古戦録」「小田原北条記」「北条五代記」と概ね「太平記」的な誇張された記述の共通性を確認し、ここまではポピュラーな史料であるため容易にことが進行。

次に、蓮田市史の中世資料編が引用している「年代記配合抄」。
これによれば「上杉勢は六千騎、北条勢の援軍は三千騎」ともっとも現実的な軍勢の規模が記されている由にて。

さて所謂「年代記」のひとつであることは間違いないものの、書誌的事項に関する情報については皆目手掛りがなし。
写本として現存しているのは「国立公文書館」と「静嘉堂文庫」所蔵の2点のみであることは確実。

残念ながら前者は書誌的事項についての認識が些か不足している模様。
別途埼玉県立図書館、埼玉県立文書館の順で問い合わせをしてみたものの如何せん情報不足で、「静嘉堂文庫」へ当方が直接問い合わせる旨示唆いただくことに。

最終的に「静嘉堂文庫」(三菱の創業者岩崎家が創設に関与)にてお世話になり一定の情報を入手。
史料としての評価は別として五十三帖から構成された比較的新しい写本とのこと。
「新編常陸国誌」の著者である仲山信名(なかやま/のぶな)が写本に関わった可能性があることと、「新編常陸国誌」の完成に寄与した色川三中(いろかわ/みなか)が静嘉堂文庫に寄贈した模様であることが判明。
然し肝心の作者、成立年代、編纂の経緯は不明のままですが、「常陸」に関わるという点が妙に内容としての信憑性を増幅させているという印象が。

いずれにしてもここまで辿り着くのに関係者の皆様にはたいへんお世話になりました。
あとは「年代記配合抄」の先の記述をどう評価するのかという当方の問題にて。

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仕事がらみで、同時に5冊ほど本を拾い読みしていることもあり、なかなかページが進まず、そうこうしているうちに類書が2冊ほどアマゾンから配達。
一冊は実在説、もう一冊は架空人物説。
「実在の人物か、はたまた架空の人物なのか」未だに両論併記という事情が世間一般の認識を象徴しているということ自体も興味深い事実かと。

現在の笹本氏の著書を読んでいる限りでは、武田信玄のカリスマ性を脚色するために「甲陽軍鑑」に登場する非実在の人物という可能性が極めて濃厚な印象。
然し、その実在を主張する著書を読むと、限りなく実在の人物として浮かび上がってくることも十分に予想されます。

「城跡めぐり」同様に、「遺構」か「非遺構」なのか断定できる資料を欠くと共に優柔不断な性格が、本の読み方にも反映...(汗)


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武田氏の研究者として著名な信州大教授笹本正治氏の「軍師山本勘助」(2006年/新人物往来社)を読書中。
「甲陽軍鑑」に描かれた軍師山本勘助の存在に懐疑的な立場からの視点で著述されたもの。

「甲陽軍鑑」により、その実在も含めてデフォルメされた人物が大河ドラマの主人公となっているという矛盾した状況を実例を挙げて整理していく手法は興味深いものがあります。

読了までは最低でも、1週間ほどはかかりそうな気配が...

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月曜の朝方から些か体調不良気味のため、新年早々から大事をとって休養日。
すっかり馴染みになったクリニックでは約1時間待ち。
「磯野波平」氏の年齢を遥かに超えた身なれば、ごく当たり前のことと受け止めることに。

明治の頃ならば隠居していても可笑しくはなく、そろそろ孫がいても不思議ではない年代と相成りました次第。
この際、余生と思って改めて自分の時間とその残されたエネルギーを大切に使用していくことを確認した一日でありました。


ニホンズイセン
日本水仙
2007/01/14 職場にて撮影

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昨年、娘の就職先が決まり、本日は赴任先決定の通知が送達。
本人の希望通り大阪方面に決定。
3月の末には現在の専門学校を卒業。
かくして完全に独立生計を営むことなった次第。

小学生くらいまでは、よく暇を見つけて遊びに連れて行ったこともしばしば。
少し近所に出かけるような時も、必ず付録のように付いてきた時期さえも。
然し成長と共に、ここ数年はそのようなことも絶えて久しく。

相当に打たれ強いために些かの心配も無用な性格を形成。
畿内の地にて堅実な職業人生を歩むことが期待される一人娘の旅立ちの始まりでありました。

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