本来は中世城館跡めぐりがテーマのはずでありました。もっとも最近は加齢と共に持病が蔓延し本業が停滞傾向に...このためもっぱらドジなHP編集、道端の植物、食べ物、娘が養育を放棄した2匹のネコ(※2019年11月末に天国へ)などの話題に終始しております (2009/05/21 説明文更新)
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「東京の地名」筒井功 著 河出書房新社 2013年刊行 
税別1800円

東京都内の地名を題材にしてその地名の語源、由来を推察する論考である。
山手線の駅名にはじまり都心部、中央線の一部、下町、旧武蔵野地域、奥多摩、伊豆・小笠原諸島などの地名の成り立ちについて論究している。その手法は角川書店「日本地名大辞典 東京都」をベースに「大日本地名辞書」「地名の研究」(柳田國男)を引用しつつも、著者の長年にわたる研鑽に基づき独自の比較対照による解析を行った力作である。
阿須和、百目鬼、垣内(カイト)、上荒久、ハケ上、根古屋などの地名についての論究もありがたい。
その分野からはいくぶん専門領域における研究書というような趣があるものの、地名が有する豊かな歴史、文化、民俗の側面がわかりやすく著述され一般的な読み物としても十分に通用する構成となっている。
地名は音にはじまり、次第に転訛し、美称を含めてさまざまな漢字を充て地名の持つ本来の字義から遠ざかっていくという事例について、先人の事績に学びつつ民俗学等の手法を用いて解明していく過程はおおいに興味深いものを感じさせるものがある。
地名の成り立ちに関して「安易なアイヌ語、朝鮮語語源説を否定する見解」についてはもう少し著者の見解を披瀝して欲しいところだが、これについては別書である「日本の地名」2011年 (河出書房新社 刊)を参照すれば補える模様である。
なお余談ながら地名辞書代わりに使用する場合においては、巻末の参考文献一覧、引用文献一覧とあわせ掲載地名の索引が欲しいところではあるがこの価格では難しいのかも知れない。
著者は元共同通信社勤務で、従来の学術団体には帰属しないフリーの民俗学・地名研究者である。

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気がつくと前回から早4年もの歳月が流れてしまいましたが、タチアオイから3位までの順位に変動はありませんでした。
アクセス件数は2014年10月25日午後11時45分現在のものです。

この間の更新は皆無に近く、またGoogleなどの検索エンジンのサーチ方式が大きく変更されたことによりアクセス件数に大きなブレーキがかかったように見受けられます。
なおこの間に追加した植物は最近の6件のみとなっております。
ヒマワリは長期低落が止まりませんが、11位以下の次点は秋桜の3090アクセスなので当分この順位に大きな変動は無さそうに思われます。
その一方でオリズルランの健闘が目立ちます。これは栽培方法が詳述されていることによる影響が大きいものと考えられています。

 
タチアオイ 1位 25910
アジサイ  2位 15288
ムクゲ   3位    13550 
コブシ         4 位   9372
ゴマ             5 位   8856  
ハクモクレン 6位  7940  
ヒマワリ        7位  6905  
オリズルラン 8位  6237  
オオイヌフグリ 9位 5219
ゼブリナ          10位 4827 

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漆黒の闇に浮かぶ篝火
あの世とこの世の境目
照らし出された鵜飼いの姿

どこか既視感のある光景

ついこの間のような
いや随分と以前のようにも
篝火のゆらめきのなかに
むかしの己の姿を見る

いや、あれはもう少し先の姿
次第に曖昧となる時の移ろい
幕が下りて場が変わり
そこには少年時代の自分がいた

居るはずのない成長した姉の姿
とうに亡くなった祖父母の姿も
明日、目が覚めると
長い長い夢だったと気づく

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秋の深まりに対比させて初夏の華やぎを

実は恥ずかしいことにシラン(紫欄)に出会ってから、その名前が分かるまでに何と3年近くの年月を要しておりました。
野草の春蘭には緑花のほかに白花、黄花があるようですが、シランの場合には大抵はこの紫花の場合が多いようです。
園芸種として寺院や民家の庭先で目にすることも少なくなく、その外見的な鮮やかな花色からひときわ人目をひきつけるようです。
その一方で開花した花弁をよく眺めてみますと、フリル状の模様からはある種の気品が漂って来るようにも思われます。

以前は自宅近くのスイミングスクールの花壇にも大量に繁殖していたのですが、施設の老朽化と子ども人口の減少などから先年取り壊されてしまい、その姿を見ることはなくなりました。
初夏のその鮮やかな生命力溢れる花姿からは、かつて子どもたちが通っていた当時の幼い時分のことを思い起こさせてくれたものでした。

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最近グールドを聞くことが多い。
やはりバッハがピッタリとくる。
現代のピアノでハープシコード用に作曲された曲を弾くとやたら耳障りとなる場合が多いが、グールドの場合には全くそれを感じない。
それとグールドの演奏を聴いていると何故か「ピーナッツ」のシュローダーが浮かぶ。
ゴルドベルグは初期の55年録音と最晩年の81年録音の聞き比べもできるのが嬉しい。
ともに対旋律のような独特のうなり声が聞こえる。

グールドはレコードの時分に二、三枚のLPを所持していた記憶はある。
しかし先年終活と称し古いLP600枚と関係機材一式を処分。
LPは1960年代の終わり頃から70年代前半に収集したものが殆ど。
世の中がCDに変わっていったのは確か1980年代の中頃だったような。

現在はセットものの廉価版CDに飽きて、最近はセットものの輸入盤を収集している。
グールドのほかセルのベートーヴェン全集5枚組が3000円足らず、クリュイタンスの10枚セットも1279円、カザルスの10枚組も1500円足らず。
いわゆる廉価版も最近は充実していて、以前なら3000円前後はしたカラヤン、バーンスタイン、ムーティ、アバド、ノイマン、デーヴィス、イッセルシュテット、バレンボイムなどの第九も1000円ちょっとで手に入った。

以前なら眠りを誘うような第3楽章の楽曲も最近では至福のひとときをもたらしてくれる年代となった。
これで年末は第九三昧でいけるかも。

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