本来は中世城館跡めぐりがテーマのはずでありました。もっとも最近は加齢と共に持病が蔓延し本業が停滞傾向に...このためもっぱらドジなHP編集、道端の植物、食べ物、娘が養育を放棄した2匹のネコ(※2019年11月末に天国へ)などの話題に終始しております (2009/05/21 説明文更新)
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山形城(山形県山形市) 6時15分から7時50分
既にこの日で3度目の訪城。
一回目は月曜日の黄昏時。
三の丸外廓土塁の方はどうにか見学。
 

山形城の三の丸土塁
山形城の三の丸土塁


しかし東大手門の前に立ったときには撮影した画像はこのように全て夜景という代物なのでありました。
一応ライトアップはなされておりましたが、光量不足のためシャッターがフリーズ。
ISOを1600にセットしなおしてどうにか撮影を。
 

山形城東大手門
山形城東大手門

2回目は14日の夕刻。
日没までは未だ2時間ほどの余裕。
しかし、再び雨が降り出して撤退。

というような次第で3度目の探訪。
ビジネスホテルでの朝食前の散歩がてら。
晴天の予報にも拘らず雲量が多く下記のように幾分露出不足気味の画像。
 

西大手門
西大手門

一番人気のなさそうな地味な印象の北門にてのんびりと日向ぼっこ中の人懐こいネコさんと遭遇。
 

北大手門
北大手門

人懐こいネコさん
人懐こいネコさん


暫く遊んでもらったあと、有名な最上義光の騎馬像、本丸の復元石垣、東大手門の復元建物を撮影。
石垣による枡型は西門が人通りも少なく最も撮影が容易。
 

最上義光の騎馬像
最上義光の騎馬像

本丸の復元中石垣
本丸の復元中石垣


長谷堂城(同上) 9時30分から11時20分
東国の関ヶ原ともいわれるある程度有名な長谷堂城。
大河ドラマの終りの方の目玉となることもあり、観光バスで高齢者の団体が来訪。
大型駐車場完備、清潔なトイレ完備、山城も革靴で歩けるほどに歩きやすく整備。
腰郭、帯郭の大半はやや草が生育中でしたが見学には支障なし。
腰郭を柵で囲んだ復元方法は分かりやすく親切。
 

主郭北側の腰郭
主郭北側の腰郭


整備されすぎの傾向は無くもないところもあり、明らかに腰郭が散策路で真っ二つに分断。
比高差80mの割には眺望に優れ、直江兼続の本陣が置かれた西側の菅沢山も一望。
主郭からは山形城、天童城方面も一望。
山城の城跡自体は思いのほか広大ではなく、篭城可能な兵力は麓の外郭などにある程度分散したとしても500名あたりが限度かとも。
 

長谷堂城の主郭
長谷堂城の主郭


菅沢山本陣跡(同上) 12時00分から12時20分
明確な遺構は確認できず。
「天地人」と直江兼続の幟が林立して演出効果をアップ。
各所に設置された案内標識などのつくりをよくよく拝見すると、概ね耐用年数3年以内といった簡素な構造。
早くも大河ドラマが終わったあとの寂寥感を予感するのでありました。
 

菅沢山の直江山城守本陣
菅沢山の直江山城守本陣

このあと、周辺に所在する4ヶ所ほどの長谷堂城の合戦関係の石碑を効率的に見学。
普段は分かりにくい場所かと思われますが、今年に限っては「天地人」の幟がパタパタと風にはためいているのであります。
 

湯目加賀守の石碑
戦死を遂げた湯目加賀守の石碑


今までに山形県は通過したことはあっても、今回のように本格的に訪れるのは全く初めての体験。
土地勘は完全にゼロ。
最上川沿いの平野部も予想以上に広大。
今回が特別なのか、やたらと天候が急変。

収集した資料を見る限りでは、村山地方では急峻な山城は余り見当たらず麓との比高差も200m未満。
大半の事例は100m前後。
戦国期の山城でもどちらかといえば堀切を多用する事例は少なく、雛壇上の腰郭群と帯郭群の存在が顕著。

来シーズン訪れるとすれば降雪のある直前または3月下旬から4月中旬。
ただし今後再訪できるかどうかは皆目不明。
今回の遠征は正味4日間で走行距離は延べ970km。
そのうち往復分だけでも760km。
長時間の運転により初日から腰痛発生。
翌日からは腹具合不調+天候不良。
結局、探訪先でどうにか山城と呼べそうなのは天童古城と長谷堂城ぐらいのものでありました。

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