既に最寄り駅の往路の途中から「軽い悪心のような症状」を感じていたように思う。
簡易な日帰り手術とはいえ多少の緊張も影響していたのか。
いやそれよりも寧ろ延々と続く酷暑により徐々にに体力を奪われていたのであろうか。
この酷暑の時期が到来する以前の通院は、ここ1年ほどは約2時間超の徒歩に拠っていた。
しかし今次の連日の酷暑に鑑みでより安全な私鉄乗り継ぎルートを選択。
無論車通院も考えたのだが、冷静に局部麻酔とはいえ運転への影響、現在の視力低下を考慮すれば公共交通金利用一択であろう。
因みに家内に送迎を依頼するという方法もあるにはあったのだが、本何の車酔いとパニック発作の懸念もあることから今回は見送ることとした。
かくして自宅より「徒歩」⇒東上線上福岡駅⇒川越市駅⇒「徒歩」で西武線本川越駅⇒南大塚駅⇒徒歩で形成外科クリニックというルートを採ることとなった。
それにしてもこの時期は長時間歩行するのも電車/徒歩での移動もどちらも体力を消耗するようだ。
クリニックでの事前の健康チェックでは最高血圧150超(通常110くらい)、心拍数110(同85くらい)超となっていた。
このため再測定したものの、さらに数値が上回る結果ではあったが、公共交通機関乗継による事情等を説明してどうにか了解された。
さて日帰り手術自体は正味20分程で完了。
局部麻酔の効き目が少し弱かったせいなのか縫い合わせの際に若干の疼痛発生。
都合計3か所の腺腫(素人目にも悪性では無さそうな白色の脂肪の塊のような異物)を摘出、縫い目の合計は8か所ほど。
なお正式な名称は多発性脂腺嚢腫 (steatocystoma multiplex)と呼ばれているらしい。
なお同じ上腕部にもあと少なくとも2か所ほどの発生部位が存在しているが、これらについての対応は生体検査後の結果次第で考えてみよう。
復路はごく軽度の熱中症症状と多少の麻酔の副作用にふらつきながらも同じルートにて無事帰宅。
無論熱中症対策として、「アウトドア用の帽子」(風通しのよいUVカット機能付き)
「多数の保冷剤」(ハンドタオルに包み常時掌と首筋を冷却)
「気撥水性の冷却タオル」
「スポーツドリンク」
「糖分/塩分補給タブレット」
などを携行活用していたもののこのような始末なのであった。
やはり今年の酷暑は相当に異常な気候のように感じざるを得ないのであった。
[1回]