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史進殿のお誘いにより、信州塩尻へ遠征。
午前6時に史進殿とおちあい中央道を一路塩尻へ。
この日の天候は台風14号の間接的な影響により生憎の雨模様。
事前の予報では上手くすれば降られずに済みそうな按配のようにも思われましたが、往路は濃霧を伴う弱い雨が降り続いておりました。
以前に出かけたのは3月なので、約半年ぶりとなる城館探訪です。
凸南熊井城(長野県塩尻市片丘南熊井)
午前9時から9時40分
北熊井城の出城とも云われているのですが詳細は不明。
松林寺東側に接する比高差10メートルほどの丘陵を利用した縄張りです。
残存する遺構の現状から見る限りでは単郭であるようにも見えるのですが、遺構の周辺部については後年の開墾などにより改変されているという可能性も否定できないようにも感じました。
西麓の松林寺側から
東側の堀跡
虎口?と横堀
南と東側の堀跡付近
なおこの時点では雨の方は何とか小康状態を保っておりましたが、次第に小雨模様へと変わってゆく気配を見せておりました。
凸北熊井城(長野県塩尻市片丘北熊井)
午前9時50分から10時20分
城域は東西約400メートル、南北約120メートルと比較的大きく、小笠原氏あるいはその支配に帰属していた有力国衆の拠点であったのかも知れません。
雨の方はといえば無情にも小雨模様から次第に本降りへと転じ始めたために、早々に撤退を余儀なくされることとなりました。
このため自分の場合には些か足元の方の問題もあることから、主に主郭を中心とした部分のみの見学に留まることとなりました。
大手門と推定されている辺り
かくてこの日は2か所のみの訪城となってしまいましたが、折角なのでこの後は塩尻市立図書館、平出博物館へと赴き資料収集。
特に塩尻市立図書館は自治体史を中心とした郷土史関係の資料群が充実していることから、この方面を訪れる際の目的にもなるような気がしました。
因みにこの図書館建設に当たった館長さんは図書館界ではその名を知られた方であるようです。
何れにしても、この方面を訪れる機会があるようならば、必ずや再訪すると心に誓うのでありました。
近年は年々歳を加うるに従い単独での外出機会が激減。
かつての様には体調が優れているという日々などは滅多に無くなっているような有様です。
こうしたことから体力の低下を如実に痛感するという好機会でもあります。
このようにして「今年中にあと少なくとも数日くらい」は出かけておかなくてはと深く心に刻み込むこととなりました。
改めてお誘いいただいた史進殿に深謝いたします。