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都内23区シリーズ第11弾はまたしても葛飾区(笑)
何時もの通り始発に乗車すべく早朝午前4時20分に自宅出発
夜明けの時刻が夏至の時に比べ少しずつ確実に遅くなってきている
夏至の頃には午前4時過ぎには東の空が白み始めていた
今回のルートは確実に座れそうな東上線―和光市乗換の地下鉄有楽町線―有楽町乗換の地下鉄日比谷線直通で、結果的に往路は全て座席に座れた
JR利用に比べ約20分所要時間が多いが、足への負担を極力軽減することに
前回の7月24日はあちこちに立寄り結果的に歩き過ぎとなりエネルギーが枯渇
このため今回の現地移動はできるだけ京成バスを有効利用
全体の歩行距離も極力抑制
凸小菅御殿、銭座(東京都葛飾区小菅)
午前6時50分から8時10分
小菅駅が所在するのは足立区で、小菅は足立区との境界に所在している
伊奈氏下屋敷、徳川家御殿跡、幕末期の銭座跡・・・そして現在は小菅拘置所
むろん関係者以外は立ち入り不可で撮影自体にも制限がある
関係者となるのは不本意でもある
正門脇の説明版と石灯籠を柵越しに眺め、すぐ近くの小さな親水公園内(小菅万葉園)に設置されたよく見えない2種類の説明版を見学
正門脇の説明版と石灯籠
よく見えない小菅御殿の説明版
◎小菅稲荷神社
拘置所南側の道路沿いに所在する神社
伊奈氏下屋敷時代には屋敷神のような存在であったのかも知れず
ただし現在の所在地は当時のものではなく社殿は移座しているらしい
小菅稲荷神社
◎西小菅小学校
この辺りに銭座が置かれていたと推定されている
東側校門前に設置されている銭座の説明版はしっかりと読むことができる
銭座の説明版
◎八幡宮
現在では綾瀬川沿いに所在する道端の小祠だが、かつては参詣者により賑いを見せていたという
かつての綾瀬川はこのような直線状の河川ではなく、古隅田川を含めてこの付近では特に大きく蛇行を繰り返していたことが明治初期の迅速図などからも把握できる
現在の綾瀬川
◎小菅神社
綾瀬川沿いの微高地に所在する神社で低丘陵の先端に所在しているがその由来は不詳
近世以降から現代にいたるまでの間における綾瀬川の河川改修、流路変更などの事情を考慮すると往時の地形を想定するには材料不足が否めず
綾瀬川東岸の小菅神社境内
◎古隅田川
地表部が公園化されている隅田川の旧流路を辿ってみた
恐らく現在の流路は流入する水量の減少などもあり埋め立てられ、その川幅も狭くなっているものと考えられる
古隅田川
このあと「登記所」バス停から京成タウンバスに乗車し「堀切中学校」バス停まで移動
この付近を散策していると必ずスカイツリーの姿が見えるので、まず方向を誤ることはなさそう
凸堀切(東京都葛飾区堀切)
午前9時00分から9時15分
「東京都の中世城館」によれば、「いぼとり地蔵」でも有名な真言宗極楽寺とその周辺を示唆していると思われるが、歴史的経緯はおろか、その存在の信憑性についても?となる城館跡
極楽寺南側の道路
凸立石(東京都葛飾区立石)
午前10時30分から10時40分
前々回すでに探訪済みの地域
しかし見落としたポイントに気づき再訪
古墳の石窟の一部とも
「立石」地名の語源となった石
中川沿いの道を歩くと何故か足取りが重くなる
今回はデジカメレンズを以前から使用していた18-300mmに戻したせいなのだろうか
あるいは幾分薄日が差しはじめて気温が上昇したことによるものなのだろうか
帰路、京成立石へと向かう際に立石駅前商店街の和菓子屋で「どら焼き」など5品を購入
金750円也
この後は早々と京成立石―青戸―日暮里―池袋経由の東上線にて帰宅
青戸―日暮里間は特急運行でこの間の駅は通過するものの電車の速度は兎に角のんびり
恐らく東上線の急行(時速90km超)と比べ半分くらいの速度で運行していた
地図を参照してみると確かに急カーブが多いので納得
日暮里駅の山手線への乗換ではキャリーケースを引いた主にアジア系外国人観光客で大混雑
池袋駅の階段では視覚障害の方が、そうした雑踏の中を人の流れとは反対方向に白杖をついて階段を上がろうと試み、数人が危うく将棋倒し寸前に
このように今日はいろいろと考えさせられる日でもあった
超早目の撤収故、池袋からの東上線も血眼にならずに座席確保
ただし駅からのバスは本数も少なく予定のダイヤが合わずに徒歩となった
それでも今回は1万8400歩と最少
まだこの歩数程度ならば足への影響はほぼ無いことも確認
あと二三年くらいは動けそうにも思われた
何しろ殆どの所が「遺構無」「経緯不明」「所在地曖昧」の三条件が揃っております
これが11日続きますと最早「苦行」の様相を呈して参りました
また電車とバスを使用し昼過ぎには撤退という形ですので、1日当たり二、三か所という実にのんびりとした探訪に
多少なりともこの三条件を欠く品川区、世田谷区、杉並区、大田区、練馬区、板橋区方面は未だ手つかずとなっております (^^ゞ